WAR IS OVER,IF YOU WANT IT - ＃レコーディングダイエット

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WAR IS OVER,IF YOU WANT IT
Happy holidays！

って書いて今日は終わりにしようと思ってたんだけど
この写真を貼りたいがために、古いビッグイシューを探して出してきてみたら
特集が「若者をホームレスにしない方法」。

この号が出たの2007年の12月ですよ。
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今までだったら公的福祉の代わりに企業福祉が機能して、学校を卒業したら会社がちゃんと拾ってくれた。妻子を養う男を会社が丸抱えすることが可能でした。しかし、この10年のなかで一気に企業福祉のなかに拾われない人たちが増えた。拾われない若者を拾わざるをえなかったのが親たちだったのです。そして親たちが拾うことによって、逆に、拾われない若者たちがいるということが見えなくなってしまったのです。（宮本みち子,「ビッグイシュー日本版」84号，2007）

困難な状態に陥った若者を助けるためには、教育・訓練と福祉と、場合によっては健康医療サービスがセットにならないと効果を上げないのです。（中略）日本では訓練中の費用は親がかりです。若者の自立を保障するための経済的援助がないのです（同）

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イメチェン前（？）の湯浅誠さんも。今の方が若く見えるなあ

どれだけ働いてもお金は貯まらないのに、二言目には『もっと高い給料を得られるようにスキルアップを！』といわれて、結局自己責任にされてしまう。本来いろいろな意味で豊かさをもたらすはずのソーシャルベンチャーといわれているものが、ただでさえ困窮している層をさらに貧困化させている。僕は豊かさを“溜め”って呼んでいるんですけど、金銭的なタメだけではなく、頼れる友人などが増える人間関係の“溜め”、自信が持てる精神的な“溜め”とか。それが増えていかないと本当の支援とはいえない。実際には、本人の溜めを増やすどころかむしろ奪っていくような性質のものではないのか、それを見る目を社会も人も養っていく必要があるのではないか。（湯浅誠,「ビッグイシュー日本版」84号，2007）

このころから7年経って、全然何も変わっていないどころか、
ますます状況は悪くなる一方のようで、
今まで自分は何をやってきたのかと無力感にさいなまれる。

冬になると、いつも北九州でホームレス状態の人を応援してきた奥田さんの話を思い出す。
奥田さんは牧師さんでもあるんだけど、長くホームレス支援をしながら一度だけ神様を疑ったことがあるという。
神様がいるならば、どうして何の罪もない人を、食べるものも住むところも無く、誰も信じられず寒い中外で眠らせておくような仕打ちをするのか。神様がいるならばこのような人を救って欲しい。

でも、そうではないんだと。
神様は、わたしたちの社会に足りないものを教えてくれるために
酔っぱらって公園で寝ているおっちゃんに姿を変えてわたしたちの前にあらわれているのだと。
そういうことなんだそうです。

いろいろと足りないことが多いので
たくさんの神様に試されているのかもしれないです。
負けないぞ。

決して楽な仕事じゃないし、『あいつホームレスだ』ってさげすむような目で見られることもある。でも『寒くなるから風邪ひかないでね』とかお客さんがかけてくれるちょっとした一言がすごくうれしい。逃げ続けてきた俺だけど、ビッグイシューだけは続けていきたいって今は思っているんですよ。（ビッグイシュー販売者の佐藤猛さん（仮名），「ビッグイシュー日本版」84号，2007）