#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

編集の学校、学校の編集

ISIS編集学校の入門編「守」コースで師範代(コーチみたいなの)をやるので
よかったら入学してください。
10月19日から、16週間のオンライン・プログラムです。

es.isis.ne.jp

もっと文章がうまくなりたい

わたしは「もっと文章がうまくなりたい」と思って
編集学校に入ったので
いっぱい文章を書いて、それを添削されるようなことが
繰り返されるのかと思っていたんです。
(過去に「コピーライター養成講座」とかも
のぞいたことがあるんですが、そういう感じだったし)

でも、「守」コースでは全然そんなことやらないんです~~~。。。
編集っていうか、クイズみたいな?
大喜利みたいな?そういう「お題」が出されて
それにこたえていくだけなんです。

だから最初は、こんなんで文章がうまくなるのかな?
わたしが尊敬する何人かの人が
編集学校いいよいいよって言ってくれるけど
こんな大喜利みたいなことをやって
はたして何になるんだろう???
と、思っていたんです…。


でも、終わってみたら、なんだか
やる前よりも格段に自分が「書ける」と
思えるようになっていたんですよ。
ふしぎ!!!

 文章を書くことはまさに自由を手に入れることである。けれどもそれは好き勝手に喋るということではない。
 つまり、バカな連中が決まって言う「表現の自由」なんてもののためではない。「表現の自由」なんて言葉はすぐに紙屑籠に放り投げなさい。アニーはこう言っている、「むしろ勝手なことを言わないで書く自由が手に入るのだ」というふうに。
 (中略)文章は自己表現ではなくて、表現の中に自己を見せる技術が文章なのだから。(松岡正剛「千夜千冊 717夜「本を書く」

学ぶとはどういうことか

いまも日本福祉大学の通信教育をやっていて(実習科目履修生)
高校の時はZ会をやってたんだけど
わたしは通信教育とか、ブログとか、インターネットとか
こういう「間接的なコミュニケーション」が
向いてるタイプだな~と思っています。
Z会は、英語と国語の教材がよかった。
 問題文が面白くて、その本を図書館で借りて読んだりしていた。
 数学はさっぱり。Z会は偏差値50くらいの子にとっては
 苦手を克服するためのもんじゃなくて、得意を伸ばす教材だと思った)


メーリングリストみたいなものを使って
10人くらいの「教室」の仲間と一緒に勉強するんですが
「自分一人でやるんだけど、ひとりじゃない状態」でする勉強
というのは、なかなかいいものですよ。
「自分自身で、ともに」
という感じがします。


子どもの頃、「この職業には絶対つきたくないな」と思っていたものの一つが
学校の先生でした。
それでも編集学校で「師範代」という、
先生っぽい役割を引き受けようと思ったのは
今までの「学校」とも「学校の先生」とも違うロールだなと
思ったからなのです。

何かを教える、というよりは
学ぼうという意志のある人がすでに「持っているもの」を
その人が取り出して、世界の中でそれがどんな意味を
持っているのか、を眺められるようにする手助け…
みたいなことが、師範代の役割であり
「編集」であると思ったからなのデフ。
しかも、それこそが自分が「文章を書く」うえで
最も不足していることだと思ったからなのデフ。

編集でいちばん大事なことは、さまざまな事実や事態や現象を別々に放っておかないで、それらの「あいだ」にひそむ関係を発見することにある。そしてこれらをじっくりつなげていくことにある。(中略)
私はこのような方法こそが、これからの人間の認知や意識のしくみにとっても、産業界や教育にとっても、また自分の創発的な能力を開拓するためにも、かけがえのないものになりうるとおもっている。(松岡正剛「知の編集術」講談社現代新書、2000年)

書いていたら、なんだかますますよく分からなくなってしまいましたが…
次期の「守」コースには、小学生や中学生も入学する予定とか。
また、わたし以外に師範代が20人くらいいるのですが
現役大学生の師範代も登板予定です。
10代から、60代・70代の人まで
熱心な松岡正剛ファンから、会社の研修だから仕方なく(?)…という人まで
年齢もモチベーションも住んでいるところも様々な人と一緒に
勉強したり、話し合ったりする機会はなかなかないと思いますので
よろしければぜひどうぞ。

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わたしの教室「くちびるディスコ教室」のチラシです。
入る時に、どの教室になるかは選べませんが…
くちびるディスコ教室のテーマは、愛です。愛。
LOVE SAVES THE DAY!!!


知の編集術 (講談社現代新書)

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書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

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