#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

誰も排除したくない、と言いながら

ひとつ前に泣きながら書いたこのブログなんですが

yoshimi-deluxe.hatenablog.com

これを書いてから、モヤモヤとしていることを
引き続き書きたいと思います。

人の気持ちも考えろ

これを読んだ人の中に、
家族のために仕事を辞めた人がいたらどう思うだろう?
それ以上に、自分の介護のために家族が仕事を辞めた人が
読んだら、どう思うだろう?
と、思ったんです。
Facebookでは「自分も同じ経験をした」という
方からコメントが寄せられ、
軽い気持ちで読み始めたら、あまり自分の思い出したくないところに
触れられてしまった、という方が多かったのではないかと思い
書いてよかったものだろうかと思った。

偉そうに福祉とか言ってていいのかな

普段は、障害があっても、なくても
お年寄りでも子どもでも
働いていてもいなくても
皆に価値があるんだ、誰でも生きているだけで価値があるんだ
って言っているのに

いざ、自分が介護をするとなったら
あるいは、されるとなったら
自分はどうにも耐えられないでいるじゃないか。
お母さんが死にそうなとき思ったこと、
あれは何だ。あれこそ排除の理論じゃないか。
言ってることと、やってることが違うじゃないか。
と、思うと
自分が普段言ってたこと、思ってたことって
うわべだけのことだったのか、
他人事だったのかと思ってしまう。
本当は排除しているんじゃないか。

と、思うと、砂を噛むような
どうにもやるせない気分になるのでした。

排除しているのは誰なのか

でも、よく考えたら、それは

「介護がしたくないという自分」

を、自分で排除しているんじゃないか?
とも、思ったんです。

介護がしたくない という人は
社会にいてはいけないのか?

助け合いたくない という人は
社会にいてはいけないのか?

社会にいてはいけない という人は
どういう人なのか?


そりゃー、助け合った方がいいに決まってるんです。
だけれども、だからといって
助け合いたくないという人を
社会から排除する理由になるのだろうか?


…他の人のことはともかく、
わたしは「ダメなことを考えている自分」というのを
自分で排除していたんじゃないかと思ったのです。
こんな言い方はどうかと思うけど、
ダメな自分をインクルードできなければ
他のダメな人もインクルードできないじゃんって思ったんです。
ダメじゃない人しか包摂しない社会は恐ろしいですよ。

何がダメか、ダメじゃないかということはさておき

わたしは、自分の汚いところや
つい、他者への想像力を失ってしまうところから
目を背けないソーシャルワーカーになるぞ
と、思ったのであった。


愛は心の仕事です [Single]

愛は心の仕事です [Single]

介護入門 (文春文庫)

介護入門 (文春文庫)