1たす1は2だよね問題について
魚喃キリコさんの漫画で(なんていうタイトルかは忘れた)
話しかけられてもそっけない返事をする主人公が
ボーイフレンドに
「会話っていうのは
『1たす1は2だよね』って言われたら
『うんうん、でも、1たす2は3だよね~』
って返して続けていくもんでしょ?」
って感じでたしなめられるシーンがあるんです。
特に会話の内容それ自体に意味はなくても
少しずつ話していることを膨らませたり
共感しているよというサインを交し合ったりして
グルーミングするようにお話を続けていくことで
距離を縮めたり、警戒心をお互い解いていくもんでしょ。
ってことが言いたいんだと思うんですよ。
でも、この「特に内容の無い会話」っつうのが
苦手な人っていうのはいるんですよね。
「雑談が苦手」っていう人ってまさにこれでしょ。
まあ、あたしなんですけど。
例えば、雑談が苦手な人の会話の例はこちら↓
「ねえねえ、1たす1は2だよね。」
「うん」(終了)
って終わると。
話しかけてる人からしたら「終わるんかよ!!!」とか
「この人あたしと話したくないのかなあ…」と思うわけですよ。
でも話しかけられている人からしたら
「1たす1は2だ。うん、その通りだ。
それ以上に特に言うことないよね。」
と思ってしまうので、それ以上にホントに話すことはないというだけなんですよ。
そして例その2↓
「ねえねえ、1たす1は2だよね。」
「うん、そうだね。でもどうして君はそう思うの?
数学的にはそうなんだけど○○の場合は△△だよね。
そういえば1たす1が2であるということはXXということであるけど、◇◇的には■■なんだよね」
いやこれはっきり言ってうざいし。
みたいなね。
いやこの返しの内容が面白かったり
話しかけたほうの興味関心のストライクゾーンに入ってれば別なんだけど
そんなに突き詰めた深刻な話がしたいわけじゃないんだけど…っていう。
いやーどっちも返す方の理屈が
理屈として間違っているわけではないんですよ。
むしろ正しいともいえる。
でも会話ってロジックじゃないんだよね、たぶん。
平田オリザさんは著書「わかりあえないことから」の中で
「会話」と「対話」を分けてこう書いています。
会話=価値観や生活習慣なども近い親しい者同士のおしゃべり
対話=あまり親しくない人同士の価値観や情報の交換
あるいは親しい人同士でも、価値観が異なるときに起こるその擦り合わせなど。
なんだそうで、逆に「1たす1は2だよね」に対して
調子のいい返しが出来ない「会話が苦手な人」は
逆に「対話」では強みを発揮するかもしれないので
(特に2番目のうざい人)
そこが見せ場かも、と思います。
まあ、「対話」でもうざい人はいますけどね…。
だいたいはそのウザさって「交換」を全然しようとしないで
自分の意見を言うだけの人なのかなって思いました。
となると、それは会話も同じかなって思うけど
「対話」で頑張れるなら、会話がうまくないことをそんなに
気に病まなくてもいいんじゃないかなって、わたしは思いました。
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5月3日(火)
朝
葱と卵をいれたお雑炊
蕪の漬物、お茶
昼
レタスとエビのサラダ、
お茶
おやつ
チーズ、コーヒー、カロリーゼロのサイダー
カフェオレ
夜
たこ焼き、蕪の漬物、ビール
やっぱ白米を食べるとすぐお腹がすく気がするなあ。
血糖値の問題かしら。
夜は彼氏が今日、友人のたこ焼き屋さんを手伝わせてもらったらしいのでたこ焼き。
そういえばスープカレーも山わさびも北海道のお土産だし
野菜セットは初回のお試しでタダだったし
よく食べていた辛子明太子もいただきもの。
もらいものばかりで生きているなあと感じる。ありがたい。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
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