ぶくパル古本市に行ってきたよ!
草の根ささえあいプロジェクトがはじめた
コミュニティスペース「ぶくパル」で
古本市をやっているということで
さっそく行ってきました!
「ぶくパル」は、若い人たちの
就業体験や仲間づくりや学習のために
引き取った古本をクリーニングして販売したりする
本のリユース事業をしつつ
同じ場所をイベントスペースにしたり
コワーキングスペースにしたりしているそうです。
新栄の「パルル」2Fにあります。
近隣にはおしゃれな自転車屋さんやカレー屋さんなどがあります。
ここがパルル。この2Fです。
ビルに向かって右側の入り口から入り
階段を上って右手です。
古本市の入り口はこんな感じ。
ちなみに真ん中にある、書家の篠田桃紅の自伝は
わたしが寄付したものなのです。(ドヤ顔)
装丁もクールでかっこいいよ!
中はこんな感じです。
そして、めっちゃ本がいっぱいある!
見た感じ、教育や心理学、福祉関係のレアな本が
いっぱいある感じでしたが
そうでもない本もいっぱいありました。
たとえばコレ。
いろいろとわだかまっているままに中年に片足をつっこんだ女子なら
気にならずにいられない存在である押切もえさんの著書。
容姿の変貌ぶり、野球選手との恋愛、
文化人方面への舵の切り方など
わだかまってる系女子が欲しいもの、憧れるものへの
思いっきりまっすぐな一生懸命さが
「AneCan」誌面からも朝日新聞系のカルチャー連載からも
ビンビンに伝わりまくる押切先輩(年下だけど)…
美しい白鳥が水面下でバタバタ足をかいているのが
力いっぱいすぎて周りに水しぶきがたちすぎて見えまくり
そんな感じから目が離せない押切パイセン、
しかしその努力は花開き、山本周五郎賞にもノミネートされたという
押切先輩…その著書もありました。読んでないけど…。
閑話休題、ぶくパルに話を戻しますね。
先輩つながりで言えば瀬戸内寂聴先輩の著書もありました。
そしてその横に「彼女との上手な別れ方」。
ブックショップエディターの思いを感じる棚。
本は1冊100円以上の投げ銭制。
わたしが買ったのはこの2冊です。
佐久間裕美子「ヒップな生活革命」2014年、朝日出版社
読もう読もうと思いつつ一時のブーム?が落ち着いてしまった感がありますが
流行が人より3年遅れてやってくるタイプなので、まさにNow is the timeと思い
買いました。
そしてヒップつながり、生活革命つながりでこちら。
雑誌「Spectator」のハイライフ特集。
こんなに教育上良すぎる内容の本が、
若者の健全育成を目的としたスペースに置いてあるなんて
素晴らしいな、まっとうだな、ヘルシーだな、フレッシュだなと感動して
さっと買って持ち去ってきました。
健康優良不良少年少女中年男女のための雑誌
スペクテイターのバックナンバーはまだ他にも何冊かありました。
こんなに意識高い本を2冊買ってしまいましたが
まだまだ楽しい本がたくさんありました。
古本市は明日(正確には今日)、あさっての土日も開催中だそうですので
よろしければ皆さんぜひ行ってみてください。
第1回ぶくパル古本市
新栄《ぶくパル》では、若者支援の活動として、寄附されてクリーニングを行った本の販売を行います。
今回は900冊程度の販売を予定。
どの本も1冊100円からの投げ銭制。値段はご自身で決めてください!
※座り読み、寝っ転がり読みスペースも用意しております。営業時間は以下の通りです。
・5月20日(金)16時~20時
・5月21日(土)13時~19時
・5月22日(日)13時~19時
ご来店をお待ちしております!ぶくパル
〒460-0007 愛知県 名古屋市新栄2-2-19
しかしアレですね、
福祉とかNPOとか市民活動って
「ダサい/まじめ/とっつきにくい と思われているから
『おしゃれにしよう』とすると、
なぜか余計にダサくなる」
という傾向があるように思うんです。
ぶくパルは、もともとの目的を失わないままに
ちょうどよく・ちゃんとおしゃれで、
かつ「おしゃれすぎて敷居が高い」ということもなく
いいバランスでやってるなあと思いました。
BGMも凝っていたんだけど、
今っぽくてセンス良く、ベタでもないけど
ツウ好みもするようなセレクトでした。
やっぱりこーゆー活動にもパンだけじゃなく薔薇が大事なんだなあと思いました。
人手不足だ、若い人が来ない、とか十年一日のごとく言われているけど
文化と知性とユーモアのない福祉なんて、ねえ?
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/03/07
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