#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

清くなく正しくなく美しくなく

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多くの心やさしき若きインテリたちは(学生や支援者)、紋切り像を単純に信じ、たとえば目の前に現れた相対的貧困の子どもや若者たちに対して限りなくやさしく接し、子ども・若者にとってこれが「楽しい」と想像する時間や場所を演出する。

その時間や場所の一部に、今は「子ども食堂」という名前が名付けられているかもしれない。が、そうして紋切り的に自分たちを捉えられたとしても、単独的に存在する人々(ここでは貧困層の子ども若者)は「生」そのもののの発現を停止することはできない。同時に、ホンネの部分は、自分たちを紋切りとしてしか捉えない人々には決して晒さない。(田中俊英「インテリは「貧困の人々」に弱い)


たとえばここに、3万円入っている財布があって
いま自分のポケットにそのお金を抜いて立ち去っても
絶対にバレないなっていう状況があったとするでしょ。

その時
「こんなはした金のために魂を売ることはできない」(A)と
何もしない人もいれば
「3万円をくすねたくらいで魂を売ることにはならねーよ」(B)と
思う人もいると思うんですね。

どっちがいいとか悪いとか
どっちが所得の高い人の考え方だとか
言うつもりはないんだけど、
Aの考え方を持つ人が「学生や支援者」だったとして
Bの考え方を持つ人に出会ったときに
どう、説教臭くもなく、媚びを売るのでもなく
向き合っていけるかが問われるなーと思う。

田中さんはこの後「だから支援者はヒップホップを聞け!」なんて書いていて、最初は「え?」「はー何言ってんの?」と思ったんだけど、確かにゲージツって、人間と人間をフラットにつなぐ力があるなーとも思う。
身も蓋もない言い方をするけど、わたしがクラブがスゲーと思ったのは、中卒の人と大学院生とか、派遣社員と医者とか、そういう昼間の生活だったら決して交わらない人たちが普通に一緒に楽しんでいるのを見た時なんですよ。そんなアジールは他にないと思ったんですよ。しかもその交流は、「支援しなければ」とか「豊かな社会を作らねば」なんてモンじゃ絶対絶対ないんですよ。ただ面白いからそうあるだけなんですよ。誰でもそこに居てよく、いなくてもよく、ルールよりもマナーが場を作り、かつ決してクリーンでもない。モノは盗まれるし喧嘩はあるしアレはあるししょうもない縄張り争いみたいなのもあるし。でも、わたしはそういう場の方がリアルでいいと思ったし、何かを変えるパワーがあると感じるのでした。


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6月15日(水)
朝昼兼用
トースト、ゆでたまご、スープ、コーヒー、お茶

おやつ
アクエリアスゼロ


豆腐のチゲ(豆腐・油揚げ・ねぎ・キャベツ)にキムチを入れたもの
油揚げを焼いたものとしらす
ビール

ヒップホップ・ドリーム

ヒップホップ・ドリーム