#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

Contact Tokyoに行ってきました

もうひと月以上経ってしまったのですが
先月、東京~福島に行く用事があったので
その際に渋谷の新しいクラブ「Contact Tokyo」に行ってきました。
www.contacttokyo.com


ネットでちょっと検索してみたんだけど
Contactでやるイベントの宣伝ページばっかりで
レポートを書いてる人が見つからなかったので
これは俺が書かねばならん!!!と
わたしの中でジャーナリスト魂が燃え上がり
(一カ月経ってるけど)
書くことにしました。

いきなり行っても入れない

まず、Contact Tokyoはクラブなんですけど
いきなり行っても入れないようです。
なんと、まずインターネットで「会員登録」しないといけないんです。

このページから登録します。
www.contacttokyo.com

わたしはFacebookのアカウントからシングルサインオンで登録したんだけど
それでも相当めんどくさかったですね。
何と、顔写真まで登録させられるんですよーーー!!!
登録だけでもめんどいのに
なんで写真まで…。
わたしは自分の顔写真のデータを持っていなかったので
(みんなは自撮りした写真とかを登録しているんだろうか…
 それともプロフ用の写真を持っているのは常識なのか…)

ある取材の時にカメラマンさんが撮ってくれたインタビュー風景に
写りこんでいた写真を登録しました。

ちなみについでなので当日のチケットもネットで買いました。
「前売りを買って遊びに行く」というのは
20世紀から生きてるババア的にはクールでない、とずっと思ってたんだけど
金がないのでちょっとでも節約しようと、買いました。
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ちなみにチケットが買えるサイトは写真のClubberia意外にも
RA(resident adviser)とかありました。
発行手数料、アプリの使い勝手などを比べて好きな方を使われるとよいかと思います。

いよいよ行きました

そんな準備をしつつ、ホテルに荷物を置いた後
渋谷を歩いてContactまで行きます。
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なんの工事か知らないけどめっちゃ工事してた。
オリンピックだから??

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先月札幌に行った時も思ったんだけど
終電過ぎてもメチャクチャ町に人が多いな~と。
名古屋だと終電終わったら全然栄も名駅
人がいなくなっちゃうじゃないですか。(いなくなるんですよ!)
いたとしても、なんかガラの悪い感じの人ばっかになるように思うんだけど
東京とか札幌とか、だいぶ深い時間になっても
ふつうのサラリーマンとか学生みたいな人が
飲み歩いてて、道もすごく渋滞してるもんな~。
「名古屋の人はあまり酒を飲まない」と
他所から来た人に聞いたことがあるんだけど
本当にそうかも、と思った。


そんなことを思いながら、渋谷の大きい交差点から
道玄坂」っていう坂を上っていくと、まさに
道玄坂」という信号の近くにContactがあります。
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わかりにくいんですけど、このコインパーキングの中、
奥に入っていくとエントランスがあります。

※ちなみにここからは撮影禁止だったので
 写真がありません。

エントランスで「メンバー登録した画面を見せろ」と言われるので
メンバーページを開いて見てもらいます。
スマホを持っていない人は、どうするんだろう…)
登録した写真と顔を見比べられて恥ずかしいです。
さらに「免許証も見せて」と言われ
えー、登録もしたのに免許もいるの~と思いつつ
気が弱いので気にしないふりをして出しました。
置いてあったパソコンでなんかピッて登録されて
「次回からは免許は要らないんで」と言われた後、
さらに屈強そうな係の人にカバンの中を調べられ
厳重なセキュリティチェックを通過し、
階段を地下2階ぶんくらい降りていくと
やっとフロアへ入れます。

広くて清潔な遊び場

入ると右手にロッカー、そして50人くらいは座れそうな広さの
ラウンジというか、テーブルや椅子やソファのあるスペースがあり
いろんな人が飲んでいます。
ブルーっぽい照明でけっこう明るく、お客さんの
半分くらいは外国人の人に見えました。
この日はDJ SODEYAMA&Marcel FenglerというベルリンのDJが
メイン・アクトのテクノのパーティだったんだけど
ラウンジにいるお客さんは、誰がDJだからとかじゃなく
よくココに遊びに来てる人、って感じがしました。

ラウンジを過ぎるとロの字型になっているバー・カウンターがあり
その横にDJブースと、12畳くらいのスペースがありました。
最初はココだけがContactだと思っていたので
「えー、小っさー。なんか思ってたのと違くない?」と
驚いたのですが、やっぱ違ってました。


ココとは別に、ラウンジの逆側にダンスフロアがあり
メインアクトのDJはこっちでプレイしていたのです。
メインフロアは真っ暗で、装飾を排したストイックな雰囲気で*1
田舎の小学校の体育館くらいの広さと天井の高さでした。

ちなみにダンスフロアには、アルコールを持って入ることができません!
えー、マジで~、ちょっとくらいいいでしょ~、と思い
しれっとビールを持って入ろうとしたら
速攻でフロアの入口にいる係の人に止められました。
というわけで、酒を飲み終わるまでフロアには入れないし
のどが乾いたらバーまで行って飲んでから帰ってこないといけません。
(ソフトドリンクは可。だれも持ち込んでなかったけど…)

Marcel FenglerはベルリンのクラブBerghainでも
レジデントをつとめているそうですが
やはりのっけから堂々たる展開、
ミニマルな曲でも単調にならず胸が掻き立てられ
大げさに盛り上がる展開でも白々しくならない
熱いプレイでした。
翌日、福島に行かなければならなかったので3時半くらいで
退散しましたが、もうちょっと聞いていたかったですね。

ロッカーからバタバタとコートを取って帰ったので
階段を上がりながら「あっ、フライヤーをもらってくればよかったな」と
軽く後悔していたら、
エントランスで近日開催されるパーティのフライヤーがごそっと詰め合わされた
ビニール袋を帰る人に手渡していた。
なんという、至れり尽くせりのおもてなし…。

広くてきれいだし(場内のほとんどが禁煙です)
DJも良くて面白かったけど
やっぱり、なんとなく「管理されてる」感…。
これが風営法改正後の遊び場かあ~
という気もしました。
そりゃー事前に会員登録までしていれば、そうそう
変な人は…来ない…と…思う…けど…
どんな人が来ているか分かれば安心なのかもしれないけど
「どんな人が来ているか分からないから面白い」という
場でもあるとわたしは思っていたから、
安全安心で清く正しい場所になってしまったら
安全安心で清く正しい人しか来れなくなっちゃうんじゃないのー
というのもさびしい気がする。

別に犯罪行為を助長したいとか
ちょっとくらい多めに見ろとか言うつもりはないけど

普段の生活では会えないような人と会えるのが
面白い場所でもあると思うので
インターネットを使って会員登録できるリテラシーがあり
スマートフォンを持っていて
もちろん写真入りのIDも持っている
という人しか来られないというのも、どうなのよ
という気はするのよね。
そういう人しか来れないのは、
居心地がいいという側面もあるけど
思いがけない出会いや発見の機会を多くの人から奪っているとも思うのよ。

でも、こういう大きなクラブばかりじゃないから
そのへんは棲み分けられていくんだろうな、と思います。
小さいクラブもしたたかに続いて
いろんな階層の人が出会えて、一緒に遊べるパーティが
これからもなくなりませんように。

ちなみに今をときめくBAD HOPは入場無料、
夜8時から(未成年も入れる!)のライブを大阪と川崎でやったらしい。
やるなー。見ているところが違うなー。

*1:この日はそうでした。別の日は飾り付けるのかも