#レコーディングダイエット

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「身の丈」とはどれくらいの大きさか--起業支援ネット「aile」の最新号が出ました

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毎号書かせていただいている起業支援ネットさんの会報誌
aileを今回(2016年12月発行)も担当させていただきました。

今回は知多市で無農薬の野菜の生産と販売を行っている
竹内農園の竹内さん、
天白区でギター工房・音楽スタジオを今年オープンしたばかりの
Seeker.guitar creative factor.の鹿間さんを取材しました。

お二人とも若いながら「自分のやりたいこと」に
地に足のついたやり方で確実に、試行錯誤しながらも、
笑顔で一歩ずつ向かわれていました。

「身の丈」とはどれくらいの大きさか

起業支援ネットの「起業の学校」では
(竹内さんも鹿間さんもこの学校の卒業生)
「身の丈の起業」ということを言うのだけれど
この記事を書きながら
「はて『身の丈』とはどういう大きさなんだろう?
と、考えたのです。

例えば服を買う時に
ちょっと高い服だったり
「かわいいけどコレどこに着ていくのよ?」みたいな
派手な服だったりすると躊躇するんですよね。
自分には高級すぎるかな、とか、
まだ似合わないんじゃないかな、とか
大して稼いでもいないのに贅沢しちゃだめかな?とか。

そういうことが仕事や日常生活の中にもあって、
何か言いたいことややりたいことがあっても
「わたしが言ったら生意気かな?」とか
「その前にお前がやれよ、って話だから言わんとこ」とか
「実力もないのにこんなことやりたいって言ったら/
 やったらイタいかな?」
と、思って言わなかったりやらなかったりすることが
わたしの場合は多いんですよ。

でも、ふと思ったんですよ。

「身の丈に合ったことをやる」
「身の程を知る」
ということは、
「自分にできそうなことをそこそこに、何となくやる」
ということなのか?

いや、そんなことはないだろう、と。

 

竹内農園の竹内さんも、
ギター工房の鹿間さんもまだ開業してそんなに時間は
経っていないんだけど、
もうこの人たちにはこれしかないんだろうな、というか
まさにこれが竹内さん・鹿間さんにぴったりの仕事であり
スタイルなんだろうなあ、と「しっくりくる」ものがあった。

でも、竹内さんも鹿間さんも、最初からそれが
「できそうだからやった」っていうことではないはずだ。
最初からぴったりだった、似合っていた、自分のものになっていた
というわけではないはずだ。

 

自分の欲望、成し遂げたい何か、こうありたい姿
というものがあり、
それと「今の自分」とのあいだにある距離を見つめる。
「今の自分」からも「あいだにある距離」からも
「自分の欲望」からも目を背けないで、試行錯誤していく。
安易に距離をショートカットする方法に逃げるのでもなく
距離に絶望して欲望をあきらめるのでもなく
かといって熱い思いだけで突っ走るのでもなく

自分と自分の欲望に正直に歩み続けていく。
そういう行為が『身の丈』ではないかと、
今回の取材を通して感じました。

 

そういえばこの靴↓を買った時も
「自分なんかにはおしゃれすぎるんじゃないか」
なんて思っていたけれど、
履いてみたらカワイイし、軽くて快適だし、
何より履くと楽しくて楽しくて仕方がないので
買ってよかったと思った。
似合っていなかったとしても「似合っていない」という状況自体が今の自分だし、似合うように工夫していくことがおしゃれの楽しみなんだ。
わたしの楽しみを、誰からもとがめられる理由なんかない。もちろん、自分自身にも。

yoshimi-deluxe.hatenablog.com

■□■ Oshirasse ■□■

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いろんな会報やパンフレットが置いてあるところで読めるほか
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