読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

フリーランスは風邪をひいてはいけないと思っていた

会社を辞めてこれからはフリーでやっていくんだ、
と決めた時
これからは自分の代わりはいないんだから
絶対に風邪ひいて仕事を休むなんてできない

と思ったものだった。

しかし、そんなの無理だった。
何があっても風邪をひかない完全体なんて
機械の身体を手に入れないことには無理なのだ。
少なくとも自分には無理みたい。

と、今年インフルエンザの予防注射をしたのに
見事にインフルエンザに感染してしまい
熱に浮かされながら思った。

結局、4日くらい仕事を休ませてもらい
申し訳ないなあ、情けないなあ、と感じたけれど
自分が行かないとどーしてもダメ、みたいな仕事は
幸いにも、その間はなかったので助かった。

風邪を引いたら休めばよい

…という、当たり前のことを、
なんでわざわざこんな太字の見出しにしてまで
言わねばならないのだろうか…

寝ながらダラダラネットとかを見ていたら
アイドルの女の子が嫌な仕事を事務所に強要されて
どーのこーの、という話がやってて

アメリカではグラミー賞に異を唱えるアーティストが
「俺たちでHood Grammy賞を作ろうぜー」とか言ってるのに*1
日本の芸能界は事務所の奴隷みたいやなあ、なんて
思って、はっと気づいたんですよ。
別に芸能界だけの話じゃないなーって。

わたしも会社員の頃は仕事が嫌でも
でもこの会社辞めたら次の仕事があるか分かんないし
無かったら食っていけないし
途中で辞めたら同僚やお客さんに迷惑がかかるし
とか思ってやっていた。
少々の風邪や体調不良で休んだらダメだと思ってたし
休んでも家からメールや電話して
他の人に「あれはこうして、これはこうしてください」って
お願いしたりしていたなって思い出した。
そもそも「風邪や体調不良」になること自体が
「自己管理」のできないダメな人間、って事で
ダメだと思っていた。

でもさー、どんだけ自己管理して健康に気を付けてても
風邪ひくときはひくんですよ。
倒れる時は倒れるんですよ。
にんげんだものー(みつを)

そういう時に「ごめんなさい、今はできません」って
すぐに、素直に謝れることのほうが
フリーランスとして大切なんじゃないかと今は思う。

無理して引き受けて、質の低い仕事をしたり
それどころか、結局できなくて
納期を守れなかったりするリスクのが大きいし
いざという時「ごめんなさい」と言える関係を
普段からクライアントと作っておくことが
フリーランスとしての自分のリスクヘッジなんじゃないかと。

寝食を忘れることができない

「ずーっと仕事をしている人」に憧れていた。
やっぱり成功する人、デキる人って
すごく長い時間集中して、情熱をもって、粘り強く
諦めずサボらずそれひとすじにやっているでしょ。
それで、すごい成果を出すでしょう。

そういう人がうらやましかった。
大きな努力に見合った大きな成果が出せることも
うらやましかったし
それ以上に、そこまで情熱を傾けて
没頭できることがある、ということ自体が
うらやましかった。

わたしも、どの仕事も一生懸命やってきたつもりだけど
寝たいし、食べたいし、土日は休みたいし、
旅行も行きたいし新しい服も買いに行きたい。
ので、そこまでは集中してやることができなかった。
でも、それでは、中途半端なんじゃないのか?
土日も研修に出たり、関連する本を読んだりしたほうが
いいんじゃないのか?
そういうことをしないから、何も極められないんじゃないのか?
と思うと、
遊んでいても何か後ろめたくなった。
かといって、
遊ばずに仕事一筋にもなれなかった。
それがダメな気がして、いつも自信が持てなかった。

でも、今回インフルでずーっと寝ていて
自分には無理なんだから、仕方がない。
と、やっとあきらめることができた。笑

今までは若かったから体力があって
多少の寝不足でも何でも気合いとハッタリで何とかなる
やる気がない自分が悪いんだ、と思っていたけど
どうも歳をとってみると「そうでもないな~」と
思うようになった。
没頭できるものがないのは残念だけど仕方がないし
没頭できるものがあっても、自分にはもしかして
自分が思っているほどの体力は備わっていなかったのかもしれない
と思うようになった。
その範囲内で、自分ができることを精一杯やり
(その精一杯が、他の人と比べて取るに足りないものであっても)
できないことは、誰かにお願いする、というのが
勇気ある行動ではないかと思った。

ちなみに今回のインフル感染は
1月末に受けた社会福祉士試験の勉強の疲れが出たかな?
と思うんだけど

・人に迷惑をかけてはいけない
・寝ないで頑張らないといけない
・甘えてないで常に前進しないといけない

…という価値観が、いまの社会に差別、偏見、断絶を生んでいるわけで
(=迷惑をかける人・寝てる人・ガツガツできない人が排除される)
だとしたら、率先してソーシャルワーカー
人に頼り、働き過ぎず、寛容であるべきではないか~!
ソーシャルワーカーが忙しい自慢をしていたら
社会正義も人権も多様性も尊重できず、
ウェルビーイング(福祉)は推進されないじゃないか~!
と、考えていたらますます熱が上がって頭が痛くなった。

知りたい! ソーシャルワーカーの仕事 (岩波ブックレット)

知りたい! ソーシャルワーカーの仕事 (岩波ブックレット)

ソーシャルワーカーのジリツ――自立・自律・而立したワーカーを目指すソーシャルワーク実践

ソーシャルワーカーのジリツ――自立・自律・而立したワーカーを目指すソーシャルワーク実践

  • 作者: 木下大生,後藤広史,本多勇,木村淳也,長沼葉月,荒井浩道
  • 出版社/メーカー: 生活書院
  • 発売日: 2015/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る