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MADARA2回目レポート&モリーダ・カーロの青い家を見てきました

9月23日に第一回を開催した「NPOのための情報発信講座MADARA」の第2回を11月23日に開催しました。ご参加いただいた皆さん、お手伝いいただいた皆さん、本当にありがとうございました~!

今回は宿題として調べてきた自分の団体の歴史を、社会や世界の歴史と重ねてみる「クロニクル編集」というお稽古をやってみました。
編集学校の課題でも「クロニクル編集」は本当に面白くて、感動して、私は何でもすぐ泣くタイプなのでこの日もつい参加された方のクロニクルを見ただけで涙してしまいました。特にドラマチックな出来事があるわけじゃないんだけど、クロニクルを見るだけでいつも感極まってしまう。。。他人の歴史なのに。。。

とはいえこの「クロニクル編集」はNPOだけじゃなくて、学生や若いソーシャルワーカーが「メゾ/マクロレベルのソーシャルワークを学ぶ」入り口になる教材、プログラムとして開発できるんじゃないかなと気づきました。


藤田孝典さんがおっしゃるのはもっともなことだと思うんだけど「読みたくないけど勉強のためにする読書」のつらさ、身につかなさ、地獄みは半端ないので、その前段階の「資本論が読みたくなるような」「ミクロ以外のソーシャルワーク/ソーシャルアクションをやりたくなるような」内発的な動機付けを促す教育プログラムがあるといいんじゃないかと。
クロニクル編集は「自分」と「世界/社会」との関係をぐっと近づけたり、違う方向からとらえたりできる簡単で面白い方法だと思ったのです。大学の先生とかといっしょにプログラム開発できないかなあと思ったんだけど、何から始めればいいのかわからない。

***

17時過ぎには終わったので、帰りに矢場町のギャラリーに寄って「モリーダ・カーロの青い家」を見てきました。
【名古屋】森村泰昌「モリーダ・カーロの青い家」MoriP100/06-014

「ギャラリー」なんて初めて行ったけど、ギャラリーの人がいろいろ教えてくれて楽しくみることができました。

これは森村泰昌さんが100種類の「マルチプル作品」を100個ずつ(合計10,000個)つくって売るというプロジェクトなんだそーです。
森村さん自身がこのプロジェクトについて語っていたことが印象に残った。

「『作品』はひとつとか、ほんの少数しかなくて、届けられる人が少ない。でも『自分のやりたいこと』を深く深く追求することができる。
 『商品』はたくさん作って多くの人に届けられるけど、多くの人が欲しいと思うものの最大公約数をとった表現になる。
 このプロジェクトでは『作品』と『商品』のあいだにあることをやりたい」

自分はライターとして『作品』として深められるような文章を書く覚悟もなく、かといってバカ売れする『商品』を提供することもできていない。何をどうしてどうやって書いていくのがいいんだろう、とつねづね思っていたけれど、「作品でも商品でもないあいだにあるもの」が、マーケットの中でも自分の中でも、意外に求められているのではないかしら、と感じました。

そして「ギャラリー」とは、美術館と違って絵を見に行くところじゃなくて絵を買いにいくところなんだ、と38歳にして初めて気づいたこともあり、いちばん「商品っぽい」マルチプルをひとつ買いました。バッヂと小さい鏡のセット。パチンコ屋の新装開店の花輪のようだわ。。。
https://www.instagram.com/p/BcCiGovldPB/
#モリーダカーロ

本当はお花のついた髑髏のがイカスわ、うちの和室につるしたらかっこいいんじゃないかと思ったけど値段を見てあきらめました。このくらいポンと買えるようになりたい。もっと書いてもっとメイクマネーしなければ。

資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)

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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

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いま生きる「資本論」 (新潮文庫)

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森村泰昌 (ヴァガボンズ・スタンダート)

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まねぶ美術史

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