#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

zoom越しに見る自分の顔がテカっていた

2020年4月15日
自分がいま子どもだったら学校もなく、図書館も閉まっていて、どこにも行けない状態で何か月もどうやって過ごすんだろう?と思う。子ども時代はまじめだったから、ちゃんと勉強したかなあ。国語は得意だったから自分ひとりでも教科書読んだりするだろうけど、数学や化学、物理なんか絶対に自分だけでは分からないし、する気も起きない気がするな。そのくせ見栄っ張りだから分からないことを分からないって認めたくなくて、認めたとして聞く人いないし、分からない自分がダメなんだと思ってひっそり泣いたり腐ったりするんだろうな。。。
自分が子どもの頃にはオンライン授業なんてなかったから想像がつかないけど、今の子は普通にYoutubeとか見てるから、環境さえ整えば平気なんだろな。

「クラッパーの限定効果説」というのを知った。いわゆるR18とかR15 のコンテンツが見た人に与える影響は、コンテンツの質だけによるものではなくて「コンテンツの質(c)×本人要因・資質(p)×環境要因(e)」といういくつかの要素の掛け合わせで決まるという話だった。
コンテンツのネガティブな影響だけじゃなくて、有用な情報を伝えたいという場合も同じじゃないかと思った。オンラインだけではpやeに介入することが難しいから、別のサポートが必要だと思った。いい環境でオンライン授業を見られる家に住んでいる子ばかりではないから…。やっぱり登校してもらうとか、各家庭に家庭教師みたいなティーチングアシスタントを派遣するとか…

クラッパーの限定効果説があります。暴力的ないし性的コンテンツがダイレクトに暴力や性を煽るという強力効果説は間違いで、本人要因(資質)と環境要因(対人ネットワーク)次第で影響が変わるとします。悪影響をy、コンテンツ要因をc、本人要因をp、環境要因をeとすると、強力効果説はy=f(c)、限定効果説はy=f(c,p,e)です。
 対人ネットワークとは、子どもがコンテンツを誰と一緒に観たかです。家族と観たのか。親しい友人と観たのか。親しくない知人と観たのか。知らない人と観たのか。濃密な関係の中で観るほど、コンテンツの影響は中和されます。一人ぼっちで観る場合はリスクが高まります。悪影響を気にするなら、こうした需要環境の制御こそがポイントです。(宮台真司 /磯部涼「踊ってはいけない国、日本 風営法問題と過剰規制される社会」河出書房新社、2012年 より)

多和田葉子さんの小説「献灯使」を思い出す。この小説で書かれた災厄は原発の事故を想像させるけど、このコロナ禍だと思うといよいよおそろしい。年寄りばかりが異様に元気にのさばっていて、子どもたちは肉体的にも精神的にも社会的にも育つ機会を奪われて生きているという話だった。


夜は2時間以上zoomで会議。画面に映った自分の額がニキビに悩む高校生かと思うほどテカテカに光っていた。でもいいの、私気にしないの。安達祐実さんも「化粧直しはしない、多少テカっても、にんげんだもの」と言っていた。私はこのメイク動画を見て「世界で一番かわいい『にんげんだもの』いただいちゃったよ」と感動し、以来、真似して拭き取り化粧水を使うようになった。

【安達祐実】セルフメイク動画を大公開!【スキンケア~メイクまで愛用コスメも紹介】

献灯使 (講談社文庫)

献灯使 (講談社文庫)