#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

物語のなかの貧困、あるいは貧困はどのように語られているか

今日、久しぶりに炊き出し会場に行ったら来てたおばちゃんが「最近は炊き出しより子ども食堂行った方がええもんが食べられていいわ〜」と言ってて、確かにそうだろうな、そういう子ども食堂だったらいいぞどんどんやれと思った。てか、「だったら」って何だよお前だれ目線だよって話なんだけど。

そこからいきなり話は変わって、今日読んだ面白いnote。「環境と人間との関係を中心に据えた文学研究“エコ批評(エコクリティシズム)」というのを初めて知った。
note.com

人の思考は、文学を含む文化、世の中に流布している物語の影響を受けます。地球が人間の力で変えられてしまっているにもかかわらず、自然環境が不変の背景である物語ばかりを摂取していたら、現実に起きている変化を消化しきれないのも無理はありません。
 実際、ゴーシュの指摘どおり、気候変動をはじめとする地球の変化についての物語の多くが、SFやファンタジーディストピア小説、災害映画、などの枠組みにとどまっていることと、気候危機を前にした人類がややぼんやりしていることのあいだには、深いつながりがあるのではないでしょうか。

これは環境問題の話なんだけど、貧困をどう文学が描いているのか、貧困にまつわるどんな物語が語られているのかっていうことをもっと考えていく、批評していくことが大事なんじゃないかなって思いました。自分もまた、ステレオタイプな物語ばかりを生み出しているのではないか?と…