今ここで、まさに気分はもう戦争
フランスに住んでいる人の書いた記事を読みました。
信じられない惨劇を前にして私は、フランスは戦争をしている国だったなと、忘れていたことを恥じながら思い出した。シリアで空爆をしていても、フランスの日常は変らなかった。サッカーに行ったり、コンサートに行ったり、楽しく暮らしていた。それは、ひょっとすると、日中戦争が始まっていても、本土の日本人が気にも留めず日常を楽しんでいたのと同じようなものだったのではないか。自分から遠いところで起こっている限り、戦争は意識に上らない。(中島さおり「TALK ABOUT THIS WORLD!フランス編」
http://www.lovepiececlub.com/lifestyle/france/2015/11/21/entry_005944.html)
戦争をしている国に住んでいても戦争を感じられない、
ということが
とてもリアルに感じる。
悲惨な戦闘シーンを見てもおそろしいと感じるけれど、
戦争をしていても戦争を感じられないということの方が
とてもリアルで、とても恐ろしいと思った。
テロの実行犯のほとんどがフランス、ベルギー出身者だったことは、私には衝撃だった。フランスで生まれ育った若者がイスラム原理主義に出会い、シリアやイラクへ行ってISで訓練を受け、故郷に帰って自爆テロをする。だとすれば、彼らの本当の問題は、中東ではなくヨーロッパ、フランスなのではないのだろうか。このテロは本質的には、日本で起きた地下鉄サリン事件に近いのかもしれない、とひそかに思った。(中島さおり「TALK ABOUT THIS WORLD!フランス編」
http://www.lovepiececlub.com/lifestyle/france/2015/11/21/entry_005944.html)
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