#レコーディングダイエット

毎日食べたものを書きます

「にんげん図書館」に新しく本を置いてきたよ

今日も雪が舞うお天気でしたが、春に近づいているせいか、
バイオリズム的に部屋にあるものをどんどん手放していく周期に入っておりまして
服やら靴やら本やら、なんだかわからない書類やら
なんとなく部屋にあったものなどを売ったり捨てたりしております。
それでも、本って思い入れがあったりして、本棚には入りきらないけれど、手放すにはしのびない…というものもありますよね。

そういう本は、「にんげん図書館」に置こう!

というわけで、名古屋市中村区にあるシェアオフィス「地域資源長屋なかむら」の1Fにある「にんげん図書館」に行って参りました。

地域資源長屋なかむら
地域資源長屋なかむら」は、わたしも大変お世話になっている「草の根ささえあいプロジェクト」や「起業支援ネット」、「日本ダイバーシティ推進協会」さんなどなど、活動内容はカッティングエッジだけど雰囲気はまさに『長屋』って感じのゆるゆるぽかぽかあったかい感じのある、時代の30年先をまったり往くソーシャルビジネス/コミュニティビジネスNPOが入っているビルです。

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長屋の玄関を入ると、入り口はフリースペースになっておりまして、入居している団体の方がミーティングに使ったり、コーヒーを飲みつつゆっくりできる空間となっております。不定期でカフェや、夜は「スナック長屋」という居酒屋スタイルの飲み会が開かれており、だいたい誰でも出入りできて、名古屋市近辺の文化系ソーシャルビジネス/ノンプロフィット系パーソンの交流の場になっているとかいないとか。
このスペースに設置してある本棚が「みんなの本棚」となっておりまして、
入居者や、そうでもない人たちが有志で自由に持ち寄った本が置かれており
訪れた人が自由に読んだり、借りたりできることになっています。

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いろんな本があります

いわば持ち寄りの図書館というか、シェア本棚というか。
わたしも数十冊置かせていただいております。(「ぐ」って書いたシールが貼ってある本がわたしが持ってきた本です。持ってきた人は何か目印になるマークを書いたシールを本に貼り、シールの色によって『貸出OK』か『長屋の中だけで読んでね』の本なのかを選んで置いておくことができます)

今回わたしが持って行った本の一部を紹介します。

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なぜか写真が横向きになっちゃうんです ごめんなさい
長屋の本棚ではおなじみ(?)、速水健朗さんの本。わたしは速水さんの大ファンの速水ギャルなのです。今回は「フード左翼とフード右翼」と、名著「ラーメンと愛国」を。「ラーメンと愛国」は、編集学校の課題でも読んだので付箋が死ぬほど貼ってありますが、そのまま置いちゃう。(笑)

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昨年読んでよかった本のベスト10に入る2冊。「男子の貞操」と「来るべき民主主義」。
長屋ピープルのごく一部では昨年、二村ヒトシさんの「すべてはモテるためである」(長屋の本棚にもあります)が爆発的にヒットしたのですが、そういった方にも「男子の貞操」はおすすめ。っていうか「すべモテ」と「男子の貞操」は中学校の保健体育または「道徳」の教科書にすべき!(笑)

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そして、今回の目玉?はラッパーのECDの本。「失点・イン・ザ・パーク」と「暮らしの手帖」。
私小説というか、ノンフィクションというか…アラフォーでの童貞喪失からアル中病棟まで、ぶっちゃけ過ぎの半生をリアルすぎる言葉で綴った小説で、わたしはとても面白いと思うんだけど、ふだんラップを聞いたりクラブに行ったりしない人でも面白いもんなのかなあと思って持ってきてみました。

というわけで、きっかけは本棚の断捨離なんだけど…
持ってきた本は、「他の人と感想をあーだこーだ言って話してみたいなあ」と思うセレクトになりました。
それもシェア本棚の楽しさで、持って行ったときに1Fにいた方が(たぶんECDとか全然知らないと思うんだけど)「面白そう」と言ってさっそく「失点・イン・ザ・パーク」を読んでくれてうれしかったな~。
よかったら、皆さんも読んでみてくださいませ。

ちなみにこの本棚を運営しているのは「にんげん図書館」の山本茜さん。
長屋の本棚の運営以外にも、あるひとの読書遍歴にフォーカスした「ひとライブラリー」や
名古屋市の本屋さんめぐり、「まち」を本のように見立てて味わう街歩き(銭湯めぐりも…)などなど
楽しい企画をいろいろされています。

わたしが「にんげん図書館」さんがいいなあと思うのは
小さくても、きちんと茜ちゃんが伝えたいことが、伝わる規模・人数で企画を開催しているところ。
スケールとしてはこじんまりとしているかもしれないけれど、
それでいて閉じた感じ、クローズドな雰囲気もなく、かつ
茜ちゃんの提案するテーマや雰囲気、趣旨に賛同してくれる人だけが自然に、気負わずゆるやかに集まれるような場になっているところ。
なにか事業やイベント、コトを起こそうと思うと、ついつい色気が出て、もっとたくさんの人やお金を集めたいな…とか、ちょっとは時流に乗ってるトコも見せたいな…とか、わたしなんかは思っちゃうんだけど、
「にんげん図書館」は、そんな背伸びや見栄をはることなく、
本当に好きなもの、伝えたいこと、共有したいことだけを大切にして
小さくても明るく美しく、屈託なく咲く花のような
すこしだけどコクの深い実を味わうような活動をしているところが
本当にいいなあと思うのです。


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あっ!べつに「にんげん図書館」が時流に乗ってないってことを言いたいわけじゃないんですよ!フィットした企画なんですよ!

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2月9日(月)


クロワッサン、コーヒー


レタスのサンドイッチ、豆乳、コーヒー


とうふ、山わさび、、卵焼き、ビール

おやつ
コーヒー

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ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

男子の貞操: 僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書 1067)

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失点・イン・ザ・パーク

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