あなたの情報発信はなぜあか抜けないのかーNPOのための情報発信講座「MADARA」をやりますよ!
私、すっごくおしゃれが好き、ファッションが好きなんですけど、今までずっとそれを言えないでいたんです。もう、高校生くらいからいま38歳になるまで、ずっとずっと、ずっと言えなかったんです。
飾るべき中身がないのにファッションとか?外見だけおしゃれにしようとかしちゃダメなんじゃないか?とか。おしゃれじゃないのに「おしゃれが好き」なんて言っちゃダメなんじゃないか?とか、そう思って言えなかったんです。おしゃれじゃないのにおしゃれが好きって言うことが「おしゃれじゃない」と思っていて。
でもこれからは言おう、と決意したんです。好きだ―!私はおしゃれが大好きだー!たいして稼いでないのに家賃より高い靴を買ってエンゲル係数を押し下げているんだー!「ファッション好きとか言って全然おしゃれじゃないじゃん」「太っててオーバーサイズのブラウスがジャストサイズになってるじゃん、ププッ」とか言われても「うるせえ」って言えばいいんだ、って気づいてからは、もう堂々とすることにしました。
『おしゃれにしよう』とすると余計にダサくなるのはなぜか?
そういえば、一年くらい前に
「福祉とかNPOとか市民活動って
「ダサい/まじめ/とっつきにくい と思われているから
『おしゃれにしよう』とすると、
なぜか余計にダサくなる」
という傾向があるように思う」
という内容のブログを書いたことを思い出しました。
この記事です↓
yoshimi-deluxe.hatenablog.com
久しぶりに読むとアホで面白いね!われながら!
なぜ、おしゃれしたいのにダサくなるのか。今回、私はそれを考えてみることにしました。
やみくもに流行やブランドを取り入れるのはダサい
思うに、これはおしゃれ初心者が必ず通る道ではないでしょうか。昔ほど「今年はこれじゃなきゃ」というビッグトレンドは無いものの、毎年それなりの流行はあるわけです。しかし何が流行で、何が流行ってないのか、どんなテイストが今年らしいのか等は一朝一夕に分かるものではありません。トレンドの文脈、ブランドの歴史やストーリーが分かったうえで取り入れないと、せっかく高いお金を出して着てもなんだか着られているだけになってしまいます。それどころか今や高級ブランドのデザインが爆速でファストファッションにコピーされてしまうので、安いしこれイイじゃんと思って買ったTシャツが「それって○○のパクりだよね」とバッタもん扱いを受けてしまうことも。なぜそのブランド、そのデザインなのか。着こなしには思想が必要なのです。
私はソーシャルセクターの情報発信にも同じことが言えるのではないかと思うのです。こういうデザイン、ビジュアルが流行っている。インスタグラムをやろう。動画を作ろう。それ自体は悪いことではないと思うのですが、なぜそのデザインでなければいけないのか?なぜその方法を選ぶのか?という必然性がなく、ただ流行っているから、大きな会社やNPOはそうやって成功しているから、というだけでは、ビッグメゾンのパクりTシャツを着るようなもの。上澄みだけのおしゃれは他人の心も自分の心も満たしません。
似合わない服を着るのはダサい
そもそも似合ってない服はあか抜けません。何を着ていいのか分からない、ということであれば、なおのこと流行よりも似合う服を着たほうがずっと素敵に見えるはず。太っているのに痩せた人と同じシルエットのシャツを着るからちぐはぐなのであって、体型に合ったサイズとデザインの服を着ればスッキリ見えるわけです。
つまり「似合うものを着る」ためには先に「自分を知る」ことが必要になるわけです。何を着るか、どう着るかの前に、いまの自分の状態を知るべきなんです。
体型は、顔立ちは、肌の色は?髪の長さは?どんな色が好き?
暑がり?寒がり?モテたい?それとも、目立ちたくない?
どれくらいお金をかけられる?いま持っている服はどんなもの?
こういうことを一つひとつ確認することなしに「似合う服」には出会えないのではないでしょうか。
媚びずにモテるおしゃれをしよう
「他人にどう思われようと、私は自分の好きな服を着るの!」という方もいらっしゃるでしょう。そういう考え方も、もちろんありだと思います。好きな服じゃないと着ていても楽しくないですしね。似合わなくても、これが好きだから着たい!それは全然悪くないと思います。個人のファッションの好みに関しては。
でも、今、私がおしゃれに喩えて考えたいと思っているのは、ソーシャルセクターの情報発信のことなんです。
ソーシャルセクターの情報発信は、何のためにするのでしょうか。
それは、自分たちが取り組んでいる社会課題と言われるものを知ってもらいたいとか、一緒に活動する仲間を増やしたいとか、活動を支える資金を集めたいとか、そういう目的からではないでしょうか。情報を発信する先には、発信された情報を受信する人がいる。そして、その人に何らかのアクションを起こしてもらいたい。そのための情報発信ではないでしょうか。
その時に「どう思われてもいい!自分の好きな服はこれなの!」という情報発信だけでいいのでしょうか。
どんな思いでそのデザインを選び、メッセージを発信しているのか。
伝えたい人にきちんと受け取ってもらえる着こなし=情報発信をした方がいいですよね。
見た目だけ流行のデザインで取り繕っても、感じがいいな、もっと知りたいな、応援したいなと思ってくれる人は少ないですよね。
流行の最先端じゃなくてもいい。カッコよく洗練されていなくてもいい。かといって、誰にも非難されないけど共感もされない、無難なスタイルも響かないし、つまらない。
自分が纏って心地よく、周りの人にも自分の魅力がきちんと伝わる。
相手の好み、社会の流行を無視するわけではないけれど、それに流されて自分らしさを失くしてしまうおしゃれはしない。
そして、いつもワンパターンじゃなく、誰に伝えるか、いつ伝えるか、何を伝えるかによって、柔軟に着替えていけたら素敵じゃないですか。
そういう情報発信をしたいですよね。
でも、どうやって?
NPOのための情報発信講座「MADARA(マダラ)」をやりますよ!
というわけで、イシス編集学校×起業支援ネットのコラボレーションで
「NPOのための情報発信講座「MADARA(マダラ)」を開催することになりました。
NPOのための広報や宣伝、情報発信の講座って、いまや大して珍しくないと思うんです。
どの団体も悩んでいるし、手探りだし、学びたいと思っていると思うんです。
「MADARA」は「手っ取り早くおしゃれに見せる着こなし」とか「絶対にモテるコーディネートのしかた」を教えるような講座ではないと思います。
講座でやったことを次の日から実践するとア~ラ不思議、みるみる寄付が集まりました!ボランティアの人手不足が解消されました!SNSのフォロワーが激増しました!という即効性も、保証しません。(そういう講座もたくさんあると思うので、必要であれば探してみてください。)
でも、きちんと自分らしさを知り、それを生かす着こなしを考えたり
知性をもってトレンドをチェックして、賢く取り入れていく基礎体力をつける方法は、学べるんじゃないかな。と思います。
みんな、来てね!
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NPOのための情報発信講座 MADARA
私たちの思いと、思いの届け先
その間にある情報をあつめて、つないで
共感が生まれる発信のしくみをつくり、つたえる
NPOのための講座です
◆開催日時:
2017年9月18日(月・祝)13:30~16:30(13:15開場)
◆場 所:
ウインクあいち 中会議室B 903
(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
http://www.winc-aichi.jp/access/
◆参加費:4,000円
◆定 員:40名(申込先着順)
◆お申込:(1)こくちーずからお申込
→https://goo.gl/tmfY5g
(2)メール aile@npo-kigyo.net へ
・お名前
・電話番号
・メールアドレス
・ご所属(あれば)
・講座に期待すること
をお書き添えの上、お申込みください。
◆共 催:NPO法人起業支援ネット(担当:久野)
aile@npo-kigyo.net TEL: 052-486-4101
イシス編集学校
http://es.isis.ne.jp/
協 賛:日本財団CANPANプロジェクト
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自分たち以外の人とも思いを分かち合いたい。
共に活動する仲間を増やしたい。
しかし、いざ自分たちの活動内容やメッセージを発信しようとすると、うまく言葉にならない、伝わらない、何か違う気がする…。
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。
NPOのための情報発信講座「MADARA(マダラ)」では、組織や社会の情報を多様に収集し、伝えたい相手と関係づけて、メッセージを組み立てるプロセスに活用できる「情報編集の型」を学びます。
◆こんな方におすすめの講座です
・自団体の情報発信の方法を学びたいNPOの方
・団体内の情報共有、コミュニケーションをスムーズにしたいNPOの方
・あらためて自団体の理念や特徴を考えてみたいNPOの方 など
※NPO法人でない団体(一般社団法人、任意団体等)・個人の方も参加いただけます。
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※全3回の講座ですが、第2回・第3回は第1回で学んだ方法をもとに
より実践的な情報編集を学びます(10団体限定)。
第1回はより多くの方に学んでいただけるよう、定員を拡大して
実施します。
第2回 2017年11月23日(木・祝)
第3回 2017年12月23日(土・祝)